こんにちは、八木です。

先日、弊社の仕入れ先の材木屋さんの営業さんとちょっとした雑談をしていた時にこんな話を聞きました。

「施工図の無い現場がある」

という衝撃的な話でした。

そもそもは、注文元によっては注文された商品の手配をするために、材木屋の営業さんがわざわざ出向いて必要な商品が入る寸法を実測に行くんだって、そう営業さんの口から苦労話の一つとしてこぼれ落ちた内容だったんです。

「そんなことしてあげるの!?親切だね~」

という返事で終わるのかと思えば、どうやら現場監督が現場の納まりのことをよく判っていない。さらに現場に施工図というものが無い。というのが実情のようで。

「施工図の無い現場!?そんな会社あるの??」

と、こちらはビックリですよ。猫の目のように目が丸くなるくらい。

普通小さな店舗の工事でも、10枚くらいは施工図描きますよ?
今手掛けている現場だと、もう20枚くらい描いてますし。

設計士さんが作成する設計図というのは、言ってみれば「完成予想図」であって、現場の作業にはあまり役に立つものじゃありません。

施工図というのは、工事の種類ごとに「どこに」「なにを」取り付けるのかを記した設計図のことです。 それが無いということは「完成予想図」を見ながら適当に「このへん?」って決めてやってるということになるのです。

なんとも恐ろしい現場があるもだと、恐れおののくと同時に、そんな工務店でも仕事あるのかと、この業界ヒドイ工事している工務店もたくさんあるんだな、お客さんが可哀そうだなと、衝撃を受けたのでした。