前項では「人を見て工事会社を選べ」と伝えましたが、物件によっては工事会社の施工力もかなり重要になります。
例えば、スケルトン状態(外壁と骨格だけの状態)からの工事であったり、一度解体してから造りなおす工事のように、大掛かりになればなるほど工事会社の技術と知識が物を言うことになります。
電気設備や給水排水設備などのことをインフラと呼びますが、店舗工事にとってインフラはとても重要です。設計プランと整合しているのか、防災設備に不足は無いのか、といった各設備項目ごとにトラブルが起きることなく設計プランの通りに工事ができるかを見通す知見が必要です。
言えることは、住宅の内装工事しか施工したことのない工事会社には間違いなく無理な案件だということですね。工事会社にもいろいろと施工範囲が有りますから要注意です。
新築工事を手掛けていたり、建物の構造や設備を熟知しているような工事会社、商業ビルの設備のパターンを熟知しているような知見のある工事会社が望ましいのです。